2001.2.13.作成

専門用語解説

 

 日本の大型将棋には、かなりの専門的な仏教用語が登場してきます。ではその言葉の意味はなんなのだろう? そう疑問に思った私はこれまた都合よく、佛教大学の図書館で調べてきました。じわじわとこれからも語彙を増やしていこうと思います。

 

酔象…酒に酔った象/凶悪なものの例え

鯨鯢…おくじら(鯨=オスのくじらを意味するそうです)とめくじら(鯢=メスのくじらを意味します)

白駒…白毛の駒/ひかげ、光陰、歳月/詩経(中国の漢詩)のタイトル

白虎…四方を守る神の一つ、西方を守る。

青龍…四方を守る神の一つ、東方を守る。

朱雀…四方を守る神の一つ、南方を守る。

玄武…四方を守る神の一つ、北方を守る。

東夷・南蛮・西戎・北狄…「えびす」四方遠国の民族の総称。(すべて「えびす」という漢字です)

龍馬…一説に、尭の時、黄河から八卦を背に負って出たと言う神馬。すぐれて逞しい馬/星の名前。

摩竭(まかつ)…くじらをいう。/摩竭提(陀)の略で国の名前。中印度の国名、王舎城の在る所。

摩訶提婆…比丘の名、大天をいう。シャカ没後100年ごろ、5カ条の新説を主張した人物。

無明(むめい、が正しい)…目が見えない/
      吾人の知性の中に深く根ざしている、自己及び真理に対する迷い。悟りへの根源的な障礙、十一因縁の一つ。

自在天/大自在天…自在天外道の主神、色界の頂にあって、三千界の主と称せられる。其の像は8臂3目を有し、白拂を執って白牛に乗る。